教員採用試験(中学校家庭) 合格者インタビュー[Part1]

栄養士コース2年生 中川早智さん(福岡市、京都市 教員採用試験 合格)

見事に2市の教員採用試験に合格した中川さん。これまでのことを振り返ってもらいました。

<本学に入学を決めた理由は何ですか?入学してどのように感じましたか?>

 高校の時に「家庭科の先生になりたい!」と思い、中学校家庭科の教員免許状が取得できる短大を探しました。福岡市の実家を離れての学生生活に不安はありましたが、両親も応援してくれたので入学を決めました。

 毎日1時間目から5時間目まで時間割が埋まる授業は大変でしたが、同じ目標を持つ友人がいたので頑張ることができました。

<教育実習について教えて下さい>

 初日から授業を行いました。最初は緊張して失敗し、授業をすることが怖くなったこともありましたが、ご指導下さった先生が一緒に指導案を考えて下さり、査定授業では生徒参加型で楽しい授業ができました。また実習生同士で査定授業の練習をするなど、教科は違いましたが、生徒に興味を持ってもらえる授業をするためにお互い協力し合うことができました。3週間の実習を通して「教師は授業だけをしているのでない。全体を見てその中の生徒個人を見ることが重要」だということを学びました。

<教員採用試験について教え下さい>

 福岡市と京都市の採用試験を受験したので、過去問題の量が多く勉強が大変でした。福岡市の最終選考では、試験会場でテーマが渡され30分間で指導案を作成し、その後に模擬授業を行いました。教育実習で授業を行った範囲だったことが幸いし、落ち着いて授業ができました。被服の実技試験はTシャツからクッションを製作するという課題でした。生地の材質が影響してミシンの操作が思うようにいかず焦りで緊張しましたが、高校の時にファッションの授業を受けて裁縫は得意だったので、咄嗟の判断で乗り切り時間内に完成させることができました。教育実習生同士のネットワークができ、色々な情報を得ることができたことも合格に繋がったと思います。

<どのような先生になりたいですか>

 生徒との距離を常に考え、自分が教師であることは忘れず、でも姉のような存在である先生になりたいです。

<教員を目指す後輩に向けてのメッセージ>

 短大の2年間で教員免許状を取得して採用試験に合格することに対し、自分自身も不安でしたし、家族や高校の先生も心配していました。でも自分を信じて努力すれば大丈夫。諦めずに頑張って下さい!

※本学では必修科目の単位を取得することにより、卒業時に中学校教諭二種免許状(家庭)、栄養教諭二種免許状、栄養士免許証が取得できます。