アジアこども学オンライン研修(10)ネパール現地体験

今回の研修では合計5ヵ国のオンラインツアーを体験しました。特にライブツアーは何人ものスタッフが共同することで、限られた時間と場所のなかで参加者が最大限に楽しめるように綿密に計算して作られています。

ネパールのツアーでは現地旅行会社の責任者がオフィスからZOOMで司会を行い、別のオフィスからガイドさんがZOOMで参加して、二人で漫才のような形で掛け合いをしながら、現地カメラマンの映像を私たちに説明してくれました。旅行会社の責任者ボビーさんも、ガイドのラジャンさんも日本語は完璧。「ネパール人は人を楽しませるのが大好きなんです。」とボビーさんが言われたように、時に冗談を交えてみんなが楽しんで参加できる思い出に残るプログラムとなりました。

このツアーの前半の見どころは何といっても野生動物の住むチトワン国立公園のサファリパークと、ヒマラヤ山脈のトレッキングです。通常何日もかかる旅程をこの日はヴァーチャル映像で、短時間で一番いいところだけをかいつまんで体験する最高に贅沢なツアーでした。

チトワン国立公園では象の背中に乗ってジャングルの野生動物を見に行きます
トレッキングをヴァーチャルで体験!朝日を浴びる雪山が綺麗ですね

後半はライブツアーでカトマンドゥの世界遺産ダルバール広場を訪問し、最後にアサンバザールを歩きながら庶民の人々の暮らしを体験しました。

2015年の大地震で被害を受けた世界遺産のヒンドゥー教寺院群は現在も足場を組んで修復中です
JICAが修復事業をサポートしています
崩壊せずに残った建造物
少女の生き神様が住んでいるクマリの館では映画?の撮影が行われていました
ヒンドゥー教の猿の神様ハヌマーンにお祈りを捧げる男性
ヒンドゥー教のシヴァ神 破壊神として全身が真っ黒になって怒る姿であらわされています
仏教に守護神として取り込まれて日本では大黒天として知られています
神様にお供えする花やランプも露店で売られています
寺院の前でネパールの国旗を売る地元の人たち

ダルバール広場から続く道を歩くいていくと、地元の人たちが行きかうアサン・バザールに出てきます。

美味しそうなパパイヤはいくらで売っているのか、その場で聞くこともできました
これは? 
笛屋さんです。ラジャンさんもこどもの時吹いてたそうです
路地の奥を歩くと色とりどりのビーズ屋さんがありました
靴屋さんに話しかけると、「これから開店するから忙しい..」とちょっと面倒くさそう
スパイス屋さん 美味しいカレーを作るのに欠かせません
野菜売りの籠に盛られているのは唐辛子
日本にはないいろいろな種類の豆が売られていました。これで美味しい豆カレーをつくります!
最後は全員で記念撮影

ネパールの現地体験は予定していたよりも大幅に時間をとって開催して頂きました。ボビーさん、ラジャンさん、カメラマン担当の方、どうもありがとうございました。また4年生のスマンさんは母国のツアーということもあってネパール語の通訳をしたり、解説したり活躍してくれました。どうもありがとうございました!