教員新著紹介

趙先生の新著「日本近代文学における上海」研究文献目録1840年-1945年を紹介します。

本書は阿片戦争が始まった1840年から日中戦争が終結した1945年までの間に日本人によって発表された上海を舞台とする小説、脚本、紀行、随筆、回想、従軍記、ルポルタージュ、詩及び上海に関する人文・社会関係の資料を年表形式で網羅したものである。
当時の社会情勢や文芸事象も付された本書は、単なる文献目録としてだけではなく、日本と上海との関係を通覧することができる一冊である。

A5判・260頁・上製本・クロス装・函入
不二出版 2014年2月刊
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かつての上海日本人街(虹口)

図1 上海市内を東西に流れる蘇州河両岸。右手(北側)は日本人街だった

図1 上海市内を東西に流れる蘇州河両岸。右手(北側)は日本人街だった

図2 日本人街の一角。虹口呉淞路(1932年頃)

図2 日本人街の一角。虹口呉淞路(1932年頃)

図3 長崎上海航路の上海丸(日華連絡線)

図3 長崎上海航路の上海丸(日華連絡線)

図4 大阪毎日新聞朝刊に掲載された芥川龍之介の『上海游記』(1921.3.17)

図4 大阪毎日新聞朝刊に掲載された芥川龍之介の『上海游記』(1921.3.17)

図5 日本人街にあった内山書店 

図5 日本人街にあった内山書店 

図6 図5の建物は現存。二階は内山書店の記念館となっている

図6 図5の建物は現存。二階は内山書店の記念館となっている