一部は対面授業

今週は、一部の科目で対面授業を実施しました。

授業の様子は、写真・動画が整理できれば後日公開しようと考えています。

  • 授業開始時に全員強制的に手の消毒 (20秒間以上)
  • 顔に手を触れたら消毒しなおし
  • 私語は一切禁止
  • 授業終了時も全員手の消毒

という制約のもとで、トランプを使う授業でした。

この回の授業は、事前に内容を知っていると授業に参加しても効果がないので、毎年、授業参加者へは「後輩に授業内容を教えないように!」と言っています。ですので、このブログでも内容は秘密とさせて下さい。

オンライン授業 進行中

緊急事態宣言により、東大阪大学だけでなく大阪府内の多くの大学がオンライン授業になっていると思います。

そして、いろいろな大学から、学生の「受講方法が分からない」「次に何をしたらよいのか分からない」という声が聞こえてきます。

東大阪大学は小規模な大学なので、学生とのつながりが強いです。国際教養こども学科は、その中でも (短大を含めた中でも) 最も小規模な学科なので、他大学では実現が難しそうなことをやっていたりします。

国際教養こども学科のほぼすべての学生 (及びその前身であるアジアこども学科のほぼすべての学生) は、LINE で私とつながっています。他の教員ともかなりつながっていますし、もしそうでなくても私を経由することで、どの学生からどの教員へも簡単に連絡をとることができます (メールでもいいのですが、「既読」の表示が出るので、学生にとっては LINE の方が連絡に使いやすいと思われます)。

今年度も、特に新入生から大量の質問を受け、全て回答してきました。学生の皆さん、学生には「分からないことを質問する権利」があるのですから、これをどんどん活用して、充実した学生生活を送ってください。

教員の海外体験率

国際教養こども学科 (アジアこども学科) の海外経験率 (単なる旅行ではなく、業務や語学留学など) は、実はかなり高いです。

私 (石川) は、ロシアに6か月間、韓国に3週間半、語学留学しただけなので、この学科の中では海外経験は少ない方です。

ブログの教員紹介が一通り終わったら、今度は教員の海外経験の話も提供していきたいと考えています。


予告だけでは面白くないので、私の体験を1つ。

私の留学先は、ロシアのユジノサハリンスクという街でした。そこの大学の副学長が私の大学に来た時に私が同席する機会があり、その時に「留学させてください」と頼んだのです (実際にはロシア語に堪能な先生に通訳してもらいました)。

その副学長がロシアに帰国する際に、私の大学に眼鏡を忘れていったので、私がロシアに留学するときにその眼鏡を持って行きました。

当時、私は船でロシアに向かったら (船で留学する日本人はとても珍しいと思います)、何とその副学長がコルサコフという港町まで私を迎えに来てくれました。

コルサコフからユジノサハリンスクへ移動する車内で、私は副学長に「先生、日本に眼鏡を忘れてましたよ」と言いたかったのですが、その頃の私はロシア語も充分にできなかったので、「先生、日本に目を忘れてましたよ」と言ったら、副学長はぎょっとした顔をしていました。(眼鏡を取り出したら、私の真意を理解して納得してくれました。)

この件に限らず、私のロシア語の能力不足で何度も恥をかきましたが、それでも留学して良かったと思っています。

皆さん、もし東大阪大学のオープンキャンパスに来たら、ありきたりな質問だけじゃなく、何でもいいからどんどん質問をぶつけてみて下さい。「国際」教養こども学科の名にふさわしい、「国際」的な話 (成功談も失敗談も) が聞けると思います。

逆求人サイトと意外な特技

この2020年12月~2021年1月の間、アジアこども学科の1年生・2年生に、逆求人サイトへログインさせ、自分のアピールポイントを入力させました。

就職活動をする際に、自分はどこがどのように優れているのか、把握することがとても大切です。

そして、学生が入力した情報を見てみたところ、ある留学生が東大阪大学入学前にプログラミング技能を身に着けていることを知りました。私にとっては意外でした。就職先として情報関係の職場も考えているようなので、そのための助言もしました。

情報技術は、社会に出るとかなり武器になります。「こども学に興味があるけど情報分野にも興味がある」という高校生は、オープンキャンパスで石川を見つけたら、是非話を聞きに来て下さい。

遠隔授業と自動採点

大阪府内の新型コロナウィルス感染者がかなり増えてきたので、残念ながら東大阪大学も2020年12月3日から年末まで対面授業が遠隔授業になりました。

実は、夏休み前から「11月頃に感染者数の大きな波が来るだろう」と予測していまして、この予測をもとに後期授業の順序入れ替えなどの準備をしておくよう、副学長から全教員へ指令が出ておりました。

私が担当するいくつかの科目では、授業内容の自動採点化を進めています。先日、200ページほどある教科書を丸1冊自動採点化し終え、別の教科書にも手を付けています。学生は、自動採点化された問題にオンラインで何度も挑戦することで、自分の理解度をすぐに確認することができます。

もちろん、教員が手動で採点しないと理解度が測れない課題もあるので、なんでもかんでも自動採点化するわけにはいかないのですが、自動採点型の問題は学生の集中力の維持にかなり役立つことが経験的に分かっているので、今後も可能な範囲で自動採点化を進めていく予定です。

また、逆求人サイトを軸にした就職活動支援も今後本格化させようと考えていますが、こちらの話は別の機会に。

日本語、ドイツ語、ポルトガル語

学生生活ではなく研究 (の関連分野) の話で恐縮です。

新型コロナウィルスの影響で、世界中の大学でオンライン授業を実施することが一気に増えました。

オンライン授業には、「学習管理システム」と呼ばれる仕組みを使うことが一般的です。世界中で使われる学修管理システム (のうちオープンソースと呼ばれる種類のもの) の中で最もよく使われているものは、恐らく Moodle です。

先日、その Moodle の日本語表現でおかしな部分を見つけました。調べたところ、ドイツ語とポルトガル語でもおかしい状態でした。ですので、Moodle の開発者や翻訳者が集まる場所へ修正を提案 (アップロード) したところ、私が提案してからわずか13分後に、私の修正提案 (のうちドイツ語部分) が受け入れられました。その後、ポルトガル語と日本語の修正提案も、順次受け入れられました。そのため、1~2日間くらいで、世界中の Moodle サーバにこの修正が配信されます。

修正の提案が受け入れられた様子

因みに私は、ドイツ語は大学生の頃に8回くらい授業を受けただけで、殆ど分かりません。ポルトガル語は学んだことがありません。そんな私が、翻訳の修正を提案したら、わずか13分後に受け入れられて、世界中の Moodle サーバへの配信が決定した、だなんて昔は考えられなかったことです。

世の中の国際化はどんどん進んでいますね。

前期授業開始

前期の授業が始まりました。写真は、情報処理論という授業の様子です。

新1年生の授業なので、みんな緊張していると思いますが、実は教員も「無事に分かりやすい授業ができるか」と緊張しています。

オリエンテーション期間

今週1週間は、新年度準備の期間です。新入生も在校生も、授業の登録に漏れがないように、担当教員からしっかりチェックされます。

写真は、全員の学生指導が終わった後にその部屋から撮影した夕方の噴水です。どの授業を取るか最後まで悩んでいた学生も、少し前に帰宅したところです。小雨が降ってきたので、暗くなる前に終了できてほっとしています。