投稿者「kinya matsui」のアーカイブ

松井ゼミ・発表に向けて…

松井ゼミの研究テーマは「昆虫食」と「災害食」です。

10月14日~15日、グランフロント大阪北館地下2階コングレコンベンションセンターにて               第7回「震災対策技術展」大阪が開催されました。

毎年、6月に開催されるのですが、新型コロナウイルスの影響で10月に延期となりました。

昨年までは松井ゼミ生全員(6~7名)が学外授業として参加していたのですが、今回は代表で2名に情報収集に行ってもらいました。東日本大震災以降、年々多彩な非常食が発売されています。味の種類やメニューも増えてきました。今年の特長は消費期限が延長されていることです。長期間の保存となると缶詰が中心でしたが、アルミパウチ包装でも5年以上保存出来るようになっています。水を使わずに、そのまま食べられるおにぎりや柔らかくて美味しいパン、カレールウとご飯が一緒になったカレードリアのようなものまであります。食物アレルギー、ハラール対応の非常食も種類が増えてきました。乳幼児期のおやつは賞味期限が短かったのですが、技術の進歩により長期化できるようになりました。

最新の非常食サンプルを持ち帰ってくれました。

次の日、早速みんなで試食会。

お疲れ様でした。

 

 

新型コロナ禍で、久しぶりに講演会を開催しました。

今年は感染症のパンデミックにより、東京オリンピックをはじめ各イベント等が延期や中止に!

私自身の研究に関する学会や講演会も相次いで中止となりました。

第67回日本栄養改善学会学術総会は9月2日~4日に札幌コンベンションセンターにおいて開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の防止の観点から、誌上開催とし、特別講演、教育講演、シンポジウム、ワークショップは実施しないことになりました。

9月12日に京都大学において第80回日本昆虫学会大会を開催する予定でしたが、COVID19の感染拡大で中止となりました。今回はシンポジウムに応募し、採択されたのに非常に残念です。

唯一、2020年日本災害食学会学術大会(第8回研究発表会・通常総会)は8月29日ZOOMによるオンライン開催で、何とか参加出来ましたが…

そんな新型コロナ禍、9月10日、ハートンホテル西梅田で、梅田・朝食会にて講演会「災害時こそ昆虫食」を開催させて頂きました。

http://asameshi.jp/

感染症対策として、フィジカル(ソーシャル)ディスタンス、窓を開けての換気。

参加者の皆さんはマスク着用で、私はフェイスガードで…

 講演会後の朝食・・・とても美味しかったです。

8月22日、道の駅「くろまろの郷」の野外でのイベントでは3密にならないよう人数制限、衛生面に気を付けながらの開催でしたが、今回は都会(梅田)で屋内の講演会ということで、非常に心配でしたが、皆さんの御協力で行うことが出来ました。

また、豪華な朝食を御馳走頂きまして、ありがとうございました。

ニュース番組で「昆虫食」が取り上げられました。

9月2日(水)放送の関西テレビ「報道ランナー」で「未来の食材?最前線」と題し、昆虫食が大きく取り上げられました。番組では、8月29日(土)に奈良県で開催された「トキジクキッチン平城京」での昆虫食イベントや昆虫料理研究家の内山昭一先生のインタビュー、“昆チューバ―”清水和輝さんのプロデュースしたコオロギコーヒーが紹介されました。続いて、カメラは東大阪大学短期大学部・松井の研究室へ。冷凍庫から取り出された様々な昆虫の紹介に加えて、まもなく商品化される予定の「いもむしゴロゴロカレー」(株式会社entomoとの共同開発)を取材に訪れた番組スタッフに食べて頂きました。

番組の最後では昆虫食の課題として、「見た目」と「高価格」があげられていましたが、以前と比べてメディアが昆虫食を取り上げる機会が間違いなく増えています。今後グルメとして、また防災食・健康食として昆虫食が一般家庭で食される日は近いと思います。

 

 本学の外観を紹介して頂きました。

 「災害時こそ昆虫食」も宣伝させて頂きました。

 災害が長期化すると栄養に偏りが出てきます。

炭水化物以外のたんぱく質、ビタミン・ミネラル、食物繊維が豊富な昆虫に注目しました。

注意事項として、「毒を持っている一部の昆虫を除いて、基本的にはどの昆虫も加熱すれば食べることはできますが、生食だけは絶対にしてはいけません」。

また、エビ・カニ(甲殻類) アレルギーの方もご注意ください。

 

「昆虫食」の特別授業を実施しました

6月16日(火)6月23日(火)、6月30日(火)の3回、兵庫県立篠山東雲高校で、「食農研究」の授業の一環として本学実践食物学科の松井が、特別授業を行いました。

今回のテーマは「昆虫食」、関心を持たれた同校農業科の藤原先生から東京の食用昆虫科学研究所を通して本学に依頼があり、この日の特別授業が実現しました。初日は昆虫の試食もあり、授業開始前から生徒の皆さんも興味津々。地元の新聞社も取材に来られていました。コロナウイルス感染防止のため、席の間隔を十分にとり、向かいあった状態の会話を避ける等の配慮をしたうえでの授業となりました。

初日の1時限目では、世界の食糧事情、食料自給率、食品ロス、昆虫食の栄養等についてパワーポイントや動画をもとに説明をし、現在大きなニュースとして報道されているサバクトビバッタの生態や被害についても紹介しました。2時間目はいよいよ昆虫食の実食です。事前にアンケートで体調やアレルギー等について確認をした後、事前に藤原先生が購入された昆虫の甘露煮(イナゴ、蜂の子、カイコの蛹、ザザムシ)や蜂の子煎餅が教室のテーブルに並べられ、まず藤原先生が実食、生徒の皆さんも次々と試食しました。

 

初日(6/16)の授業風景

 

 

 

 

 

2回目(6/23)の授業では講義の後、粉末昆虫を使ったクッキー4種類(コオロギ、イナゴ、

イモムシ、カナブン)の調理実習を行いました。

 

カナブンの粉末を混ぜています。

 

 

 

 

 

 

 

1個づつ計量して同じ大きさにします。

 

 

 

 

 

 

大きさが揃いました。

 

 

 

 

 

 

 

オーブンを予め170℃にしておき、更に170℃で15分間焼きます。

 

 

 

 

 

 

粉末昆虫を使ったクッキー4種類(コオロギ、イナゴ、イモムシ、カナブン)とプレーン(白色)が焼き上がりました。

 

 

 

 

3回目(6/30)の授業では形そのままの昆虫(セミの幼虫、カナブン、イモムシ、カイコのサナギなど)を使った料理を作って実食の体験等を通して、「昆虫と食」を多面的に考察し、昆虫食の意義を総合的に学んで頂いたと思います。

 

左はカナブンの天ぷら

中央はイモムシカレー(カナブンとセミ幼虫の天ぷら添え)

右はセミ幼虫の天ぷら

 

初めての出張授業がまさかの「昆虫食」でしたが、貴重な体験をさせて頂きました。

ありがとうございました。

「ひがドリ」「ICT教育」について(追記)

◆タイトル
実践食物学科1年生(前期)における「ひがドリ」課題について

◆本文

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言を受け、自宅での学習を基本とする生活となっています。

本年度の入学生においては、授業開始から戸惑うことばかりですが、大学では自宅での事前・事後学習も重要な「学び」として含まれます。
この機会に、自主学習(自学)の習慣をさらに磨いてください。

東大阪大学短期大学部では、学生の自学を支えるツールとして「ひがドリ」を準備しています。
すでに入学前教育で取り組んでもらいましたが、休校期間は次の課題を追加いたします。
よく読んだうえで、栄養士・製菓衛生師としての「基礎学力」を磨いてください。

【追加課題1】(5月6日までの課題)
入学前教育の課題となっていた科目・分野の「ドリル」に取り組み、正答数を☆5にする。

※「ドリル」は一つの分野に複数あります。☆5になったらスクリーンショットを撮っておいてください。(例えば下の画像のように)
撮影したスクリーンショットは、後ほど提出して頂きます。

※入学前教育の「ひがドリ」課題が完了していない学生へ
・4月30日までに入学前教育で示した課題を全て完了してください。
・完了後は、「追加課題1」に取り組んでください。

※「ひがドリ」での学習状況は、1年次生必修科目「大学で学ぶⅠ」の評価に反映させますので、授業課題と同じように取り組んでください。

※参考までに、入学前教育の課題であった教科・分野は次の通りです。
国語:「漢字のきまり」「漢字の読み、書き」「熟語」「文法」「敬語」
数学:「数の体系1」「数の体系2」「単位/組合わせ・確率」「量の関係・文字式・関数」「累乗・二次方程式」
理科:「化学・物質」「生物」

【追加課題2】(5月7日以降の課題)
「ひがドリ」基礎の全教科・全分野の「ドリル」正答数を☆5にし、実力診断テストで100点を取得する。

※参考までに、入学前教育で課題ではなかった教科・分野は次の通りです。
国語:「古典・文学史」
数学:「図形」
社会:「日本地理」「世界地理」「日本史」「世界史」「政治・経済」「国際・社会生活」
英語:「数の表現」「be動詞、一般動詞」「過去形、現在進行形」「助動詞」「比較、受身の表現、現在完了」「熟語」

※「ひがドリ」の応用やSPI(企業等が活用する就職試験)も、2年生次以上で課題となる予定です。余力があれば、今のうちにチャレンジしてみてください。