美味しいデニッシュが焼き上がりました(2020年度製パン)

パン屋さんで「デニッシュ」を買うことはありますか?

他のパンに比べて価格が高め、カロリーも高そう、食事にはならないし、日持ちしないような気が…。色々な理由から、個人的には購入する機会が少ないパンです。

しかし、ちょっとこだわりのパン屋さんや大手のパン屋さんに行けば、必ず置いてあるデニッシュ。正式名称は「デニッシュ・ペストリー」と呼び、デンマークを中心に改良されて現在に至ります。イーストの入ったパン生地でバターを包み、伸ばして折り込む作業を繰り返すことで、バターがパン生地の間に何層にも分かれて折り込まれます。それを焼くことで、溶けたバターの場所に隙間ができ、幾重にも重なったパリパリ触感のパンが出来上がり。チョコレートを巻いて焼いたり、カスタードクリームを絞って上にフルーツを乗せたり、ホワイトソースやトマトソースと一緒に具材を乗せることで、調理パンにすることもできます。ケーキ屋さんと違って地味になりがちなパン屋さんの店内を、華やかにする効果は抜群ですね。私もデニッシュが並んでいると思わず惹き寄せられてしまいます。(買うかどうかは、別問題で)

今回の製パン実習では、普通の無塩バターに比べると深いコクと香りのする発酵バターを使用したデニッシュを作成しました。