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2020 10月1日(木)食品の目秤・手秤・秤量 実践栄養指導実習Ⅰ

今回の「実践栄養指導実習Ⅰ」では、食品の重量に関する理解を深めるために、目秤(めばかり)・手秤(てばかり)・秤量を行いました。

食品のおおよその重量を把握することは、栄養士によって大切なスキルの一つです。

特に「目秤」・「手秤」は、秤が無くても大体の分量を把握する手立てとなるため、料理を正確に、おいしく、しかも経済的に作るために日常生活でも役立ちます。

まずは、それぞれの食材を目で見て何gが予想します。次に手で持って何gかを予想します。
最後に「はかり」で正確に計量します。

 りんごを手秤している様子

キャベツは誰もが悩んでいました。予想よりもはるかに重量が重かったようです。

 何gかな?

学生は皆何度も見ては、手に取り秤量をしていきます。

 お弁当の卵を計量している様子

最後には、山下先生による廃棄率の実際と、乾物の水戻しの実演です。

長ネギの、食品成分表における食品名は「根深ねぎ」。
そして、廃棄部位は「株元及び緑葉部」となっています。
食品成分表の廃棄率は40%でしたが、実演に使用した長ネギの廃棄率は50%でした。
緑色の部分が多い長ネギだったためですが、このように野菜の状態によって廃棄率は変わります。

 山下先生がねぎを計量している様子

そして、山下先生のりんごの皮むき 見事です。皮が全て一本につながっています。
さて廃棄率はと…

 りんごの廃棄率を測っている様子

食材の重さに感覚的に触れることができたためか、「調理の際の参考になった」と多くの学生が感想にあげていました。

栄養士のスキルのうち、

・正確な食品発注
・適切な献立作成
・調理の効率化

には今回の実習での経験は欠かせません。

今後の活動に活かしていきたいと思います。

「WFPチャリティー エッセイコンスト2020」に応募しました

大学を飛び出してボランティア活動を行うことが難しいご時世ですが、“一人でいつでも取り組めるボランティア”があるのはご存知でしょうか?

そのようなボランティアに興味のある方は、「WFPチャリティエッセイコンテスト2020」のサイトを訪問してみてくださいね(今年の応募は終了しました)。

今回のテーマは「みつけた! わたしの元気ごはん」。

応募1作品につき、給食3日分(90円)が、寄付協力企業の協力により国連WFPに寄付され、学校給食支援に役立てられます。

本学科がこちらのコンテストに参加して早7年目を迎えますが、今年の応募総数は76通となりました。つまり、90円×76通=6,840円分の給食を寄付したことになります。

みんなで心をこめてエッセイを綴りました

1日の給食が30円とは驚きですね!

参考】令和2年度
東大阪市における学校給食費(1食あたり)
・小学校低学年…235円
・小学校中学年…240円
・小学校高学年…245円

皆さんの「元気ごはん」の思い出が、途上国の子どもたちの元気ごはんになりますように!