日本の食料事情と6次産業の展望と食育について学びました

実践食物学科1年生のキャリア教育科目「大学で学ぶⅡ」において、農林水産省 近畿農政局 地方参事官(大阪府担当)の松田様を講師にお迎えし、日本の食料事情と6次産業の展望と食育について学びました。

近畿農政局 地方参事官(大阪支局長)松田様

今回の講義内容は以下の通りです。

1.日本農業の情勢
2.日本の食料自給率
3.食品ロス
4.農業の6次産業化と地産地消
5.食育
6.その他の話題

食のプロを目指す学生にとって、知っておきたい内容ばかりです。

栄養士は食材の「調理」を、製菓衛生師は菓子の「製造」を行います。

それらの食材は、農業生産者の手によって収穫されて市場に流通しています。
そのため、農業や食料に対する理解を深めることは、食に携わる専門職にとって非常に大切なことです。

日本農業の情勢や食料自給率等の推移、食品ロス問題など日本の食料事情について理解を深めました。
また、食料自給率・食料自給力の維持・向上のためにできることなども、今回の講義内容を踏まえて各自で考えるレポート課題にも取り組んで頂きました。
そして、地産地消や食育など、普段の授業でおなじみの内容も、日本の農業の発展にどのように繋がっているのか、改めて考える良い機会となりました。

また、学科の講義で中々耳にする機会のないワードも。
スマート農業、SDGs、6次産業化、CSF ――。
社会でホットなトピックも教わりました。

松田様の結びの言葉にあったように、今年の年末年始は食品ロスの削減を意識して食事を楽しんでくださいね!

近畿農政局の皆さま方、貴重なお話をありがとうございました。

実践食物学科におけるキャリア教育のご紹介

実践食物学科では、年間を通じてさまざまなキャリア教育を行っております。
今回はその一部をご紹介いたします。

先日、1年生を対象に、「エントリーシート対策講座」が開催されました。
就職活動を行うにあたって、履歴書やエントリーシートの提出は避けては通れません。

学生時代に力を入れたこと…いわゆる「ガクチカ」を今のうちから意識する必要があることも教わりました。履歴書やエントリーシート、ひいては面接で困らないよう、今から一つでも多くの「ガクチカ」を見つけましょう!

一方、実践食物学科2年生を対象に、金融セミナーを開催しました。
某金融会社から講師をお招きし、社会人にとって大切な「お金」について考えてもらいました。
社会人になるうえで、クレジットやローンとの上手なお付き合いは欠かせません。
賢くお付き合いして、自分の夢を叶えるために上手に活用しましょう。

1年生さんは就職活動に向けて、2年生さんは社会人に向けて、良いスタートを切ってくださいね!

第4回国際交流料理大会 結果報告

12月8日(日)本学にて国際交流料理大会が行われました。
今年のテーマは、「我が国の自慢料理」でした。

本学科からは、日本代表として栄養士コースの英・鈴木チーム、山本・森チーム、中国代表として林さんの計3組が参加しました。

英・鈴木チームはおでんで挑みました。

かつおと昆布でとった出汁がとても美味しく、大根にも味が良く染みていてとても美味しかったです。
オリジナルの味噌だれをつけて食べるとさらに美味しくなりました。

 

山本・森チームは寿司で挑みました。

手際よく巻物を作る姿や、可愛くきれいに手まり寿司を作る姿はまさに職人そのものでした。
味もとても美味しく、特にあぶりチーズが乗ったサーモンの手まり寿司は絶品でした。

 

林さんは一人で参加し、よだれどりで挑みました。

鶏肉を蒸してから冷やし、辛いタレと香菜を乗せて作る料理です。
今回は、辛いタレが苦手な人のために、甘みのあるタレと酸味の効いたタレも用意しました。
鶏肉を蒸しているためとてもヘルシーで、タレとの相性が抜群でした。

 

結果はと言うと・・・

おでんは努力賞、寿司はデザイン賞を受賞することができました!

そして、よだれどりを作った林さんは、見事、準優勝でした!!

3チームとも、おめでとうございます!

日本代表の2組もあと数票で3位以内に入賞できるほど、僅差の戦いでした。

参加した皆さん、お疲れ様でした。そして美味しい料理をご馳走様でした。

 

国際料理大会の様子は、本学の公式ツイッターおよびホームページでも紹介しています。
ぜひご覧ください。

 

「くろまろ秋の大収穫祭」に出店しました!

11/23(土・祝)~11/24(日)、奥河内くろまろの郷にて開催された「くろまろ秋の大収穫祭」に実践食物学科が出店しました!

プロジェクトは今年の春からスタート。
河内長野の特産品「バターナッツカボチャ」を活用した2品のレシピを、この大収穫祭のために開発しました。

バターナッツは、重さ約1kgの、ひょうたん型をした甘みとナッツの風味を持つカボチャ。
上部の果肉はやや水っぽく、膨らんだ下部に種があります。
ポタージュやオーブン焼きで食されることの多いかぼちゃですが、他の料理に活用しようと、栄養士コースの山下ゼミと製菓衛生師コースでレシピ開発に取り組んできました。

栄養士コースは「バターナッツカボチャコロッケ」を、製菓衛生師コースは「バターナッツカボチャの焼きドーナツ」を考案。何度も試作を重ねた末、2品のレシピが完成しました!

試作の焦点は材料の配合。
コロッケのアイデアは初期に出たものの、果肉の汁気が多いため、生地の成形に苦労しました。
最初の試作品はバターナッツ100%のコロッケでした。
そのレシピを改良し、ジャガイモを加えることで成形のしやすさと味の良さが向上!
バターナッツ特有の鮮やかなオレンジ色と甘みを活かした料理に仕上がりました。

大収穫際当日。両日とも天候に恵まれ、会場は大盛況!
音楽、飲食、販売、体験など30以上のブースが出店し、会場は大いに賑わいました。

実践食物学科は、栄養士コースの学生が中心となり、屋台で揚げたてのコロッケを提供。
大学のTwitterを見て来てくれた先生方や卒業生の姿もありました。

店頭でコロッケが揚がるたびに注文が入り、コロッケの提供が追いつかない場面も!
バターナッツコロッケの売れ行きが好調だったことから,地産地消レストランでの提供も決定しました!

焼きドーナツも売れ行き好調で,お土産品として買い求めるお客様が訪れました。
「珍しくておいしそう! 職場に買っていきます」という声も。
こちらは,期間限定でくろまろの郷で購入することが可能です♪(1個120円)

このたびは柏本施設長,矢守副施設長に大変お世話になりました。
貴重な機会をありがとうございました。

食育ボランティアへの参加

本学科2年生の学生2名が特別養護老人ホームアーバンケア八戸ノ里様にてボランティアを行ってきました。

2年生の棈松さん(左)と黒田さん(右)

今回は、さつまいも餡のどら焼きを利用者の方と一緒に作り、楽しくお話をしながら頂きました。

生地を焦げないようにしながらちょうど良い焼き色に仕上げるのが難しかったですが、上手に作ることができました。

さつまいもの程よい甘さがあり、とても美味しかったです!

学生にとってはとても貴重な経験になったようです。
2人とも「また機会があればぜひ参加したい!」とのことでした。

 

 

この度は大変お世話になり、ありがとうございました。